兼田 悠さん(半導体パッケージメーカ勤務)「星薬科大学」
研究テーマ:ウェルビーイング・ストレスを可視化する方法に関する研究
略歴2008年3月 信州大学大学院工学系研究科環境機能工学専攻 博士前期課程修了
2008年4月~ 臨床検査機器メーカ勤務
2019年3月~ 半導体パッケージメーカ勤務
研究内容
先行研究・周辺研究の調査をしつつ、新しいデジタルマーカーを創出するために、実証実験を検討しています。特に児玉先生のスコープでもあるWell-being(幸福な状態/健康な状態)を定量的に示す方法を実証する実験方法の検討を進めています。 社会人として仕事をしている中で、気分が高まるような良い経験、失敗などによる悔しい経験をしてきました。そのような経験の中で、自身の仕事のパフォーマンスを上げるためには心理的なコントロールが重要であると感じています。しかし、自分自身の心理面を客観的に把握することは難しいことです。一方、昨今の技術進化によりスマートウォッチのようなコンシューマ向けのデバイスで医療機器・臨床検査機器でしか測定できなかったバイオマーカーが、測定できるようになってきています。新たな技術を生かして、新しいデジタルバイオマーカーを創出することで自身の心理状態を客観的に把握できるシステムを創出したいと考えています。結果として、同じような悩みを持つ方の役に立てることを期待しています。
進学を検討している方々へのメッセージ
社会人博士へのチャレンジは簡単に決断できることではありませんでした。しかし、児玉研究室では、まず研究ディスカッションに実際に参加させていただき雰囲気を味わうことができ、またチャレンジしている先輩方を知ることができますので、少しでも興味があるのであれば、一度コンタクトしてみてはいかがでしょうか?
児玉研究室を選んだ理由
臨床検査機器メーカと半導体パッケージメーカで得た知識を活かし、新しいチャレンジがしたいと考え、博士号の取得を検討していました。その中で、児玉研究室のホームページを拝見し、データサイエンスを駆使した研究を学ぶことができ、且つ仕事とは別の視点で創造的な研究ができる可能性があると考えて星薬科大学の児玉研究室への入学を選択しました。多様な分野の先輩方がいらっしゃるので他の方の研究を聞くことだけでも新しい知見を得られますし、他分野の研究方法を自分の研究に取り入れてみる、といった広い視野で学ぶことができます。また主にはオンラインで仕事の後の時間にディスカッションになるので、仕事をセーブすることなく研究に取り組むことができます。
どうして、社会人になった後再び学位取得を目指したのですか?社会人学生になるにあたって、どういうこと調べましたか?また何を重視しましたか?
社会人歴が15年を過ぎ、ある程度仕事の仕方や自分なりの考え方が良くも悪くも固定されてきたように感じています。アカデミックな観点で物事を考えることにより自分の視野が広がると考え、社会人博士コースで学びなおすことを考え、自身のバックグラウンドを活かしつつ、新しい知見を得られる研究分野を探しました。
入学前に不安はありましたか?研究を進める中で、不安に思っていることなどありますか?
時間的・地理的制約があったため、この環境下で研究ができる大学院を探しました。仕事をしながらの学業になるため、アウトプットをきちんと出していけるかは常に不安です。ですが、家族の理解も得て学位取得にチャレンジしているので諦めず・妥協せずに取り組みたいと思います。
仕事・学業・プライベート、上手くこなすコツなどありますか?
それぞれに忙しさの波があるので、波に抗いすぎず優先度を変えながらフレキシブルに対応しているつもりです。1か月ごとに報告があるので、報告が終わった後に次の報告までに実施する短期間の目標を自分で決めて取り組んでいます。